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イルカについてもっと知ろう

2006年の報告

ハンドウイルカが名前を告げて、意思の疎通をしていることが、実験観察で確かめられました。人間以外の動物で、身元情報を伝え合えるのが確認できたのは初めてです。

ハンドウイルカは、自分に特有の「口笛」のようなかん高い声を発し合い、仲間であることを確認しています。相手の口笛をまねしたり、飼育下で物体を指し示す新しい口笛を覚えたりするため、口笛は名前として使われているのではと推察されていました。研究チームは、単に仲間の声に反応するのか、声が伝える内容に反応するのかを見極めるため、口笛から声の特徴を電気的に取り去り、海中のスピーカーから流しました。

その結果、14頭のうち9頭は、なじみの口笛から作った音に極めて敏感に反応し、スピーカーの方をたびたび振り向きました。これで、声ではなく内容に反応していることがわかり、どのイルカが発しようと口笛は「名前」として使われていると判断できたわけです。

声(音)に反応するとは、人間の赤ちゃんがママの声、女性の声、男性の声では反応が違う、ということに似ています。では、内容に反応するとは?人ごみの中で、名前を呼ばれれば、呼ばれた人が反応します。でも、普通にしゃべっている声には反応しません。反応する場合は、その内容を理解し、興味があるからです。もし、「落し物ですよ!」という声が聞こえたら、ほとんどの方が振り向き、反応します。また、最近では合成音声がありますが、その声にも人間は反応します。誰の声でも、合成音声でも自分が興味があれば反応するわけです。それは、内容がわかる、意味がわかるからです。

同じように、何頭かのイルカの「同じ種類の口笛」から各個体による特徴を取り除くと、「1個体の口笛」ではなくなり、合成音声のようなものが作れます。それを水中に流すと、高確率でイルカが反応するということから、1個体の口笛だけに反応するのではなく、内容にも反応するのがわかった、ということですね。
 
イルカへの興味がふくらみましたか?では、もう少し詳しくみてみましょう!